流し台の選び方

1.流し台、キッチンを買い替え(新調)たいのですが最初に何を調べる必要がありますか?

まず、ご確認ください

現状のキッチンがシステムキッチンなのか、従来からある流し台・ガス台を組み合わせたキッチンなのかを確認してください。
それから新しくご購入されるキッチンをシステムキッチンにするのか、流し台・ガス台を組み合わせたキッチンにするのかを決めてください。

次に、流し台・キッチンの形状をお調べください

主に、以下の形状があります。

※システムキッチンの場合

「 I型 」=まっすぐな直線
「 II型 」=洗い場と調理場を2つに分けた形状
「 アイランド型 」=壁に面せず独立した形状
「 L字型 」=コーナーを使ったL字型
「 U字型 」=コーナー2つを使ったL字型よりも大型

※組み合わせキッチンの場合

「 I型 」=まっすぐな直線
「 L字型 」=コーナーを使ったL字型

2.流し台・キッチンの形状は決まりました。次はどんな事を調べる必要がありますか?

流し台・キッチンを置くスペースのサイズを測ってください

出来る限り正確に間口(幅)・高さ・奥行を把握してください。

※システムキッチンの場合

キッチンの間口(幅)に関しては、主に以下のように15cm単位となっています。
165cm、180cm、195cm、210cm、225cm、240cm、255cm、270cm、285cm
  *メーカーにより異なります。
高さは、お使いになる方の身長によって変わります。
一般的には、(身長)÷2+5cm=(基準高さ)という式を使います。
80cm、85cm、90cmが一般的です。
この中で最も使いやすいものをお選びになるのが良いでしょう。
奥行は60cm、65cmが一般的です。

※組み合わせキッチンの場合

キッチンの間口(幅)に関しては、主に以下のようになっています。
流し台60cm、80cm、90cm、100cm、120cm(奥行46cm商品)
100cm、105cm、110cm、120cm、150cm、165cm、180cm(奥行55cm商品)
ガス台60cm、70cm、75cm
調理台15cm、30cm、45cm、60cm
  *メーカーにより異なります。
高さは80cmです。別売の台輪ベースを使うことで5cm高さを上げることもできます。
奥行は46cm、55cmとなります。
洗い場の作業は高さが低めだと腰に負担が掛かります。

この段階で、大まかなご予算も決まっている事が望ましいです

ホームページで表記している価格は商品代のみの価格となります。
設置費用につきましては、お近くの大工さん、工務店さんなど業者様にご相談ください。なお、大阪市近郊の場合には当社でも設置工事をいたします。

3.水道管の位置やガス管の位置、排水溝の位置は関係ありますか?

必ずご購入前にご確認ください

これによって、キッチンの配置が変わりますので、お間違えのないように把握してください。
流し台のご購入時に選択して頂くシンクの位置は、流し台の前に立たれて右側が洗い場の場合が右シンク、左側が洗い場の場合が左シンクです。

4.キッチンの熱源はガスとIHでどちらが良いですか?

それぞれに特徴がありますから、メリットやデメリットを把握したうえで選ぶようにしてください

※IHのメリットは安全性の高さ。火を使わないので、火災の心配がありません。

形状がシンプルなので手入れが簡単です。調理後に軽く拭き掃除をするだけで清潔に保つことができます。
IHのデメリットは調理器具が限定されることです。器具(鍋やフライパンなどの金属)を発熱させることで加熱しますので、使用できる器具の素材や大きさ、形には一定の制限があります(鉄やステンレス製、12~26センチ、底が平ら)。
規格に合わない調理器具を使用できないことや、器具によっては過 熱にムラが生じるため、調理に支障が生じます。

※ガスのメリットは、高温で調理できるものが多いといわれています。

加熱できる調理器具であればどんなものでも使用できますし、フライパンなどはあおりながら加熱することもできます。
肉眼で火加減を見ながら調理できますから、直感的で(特に高齢者には)使いやすいという意見も多く聞かれます。
ガスのデメリットは火を使用するので、安全性の面においてはどうしてもIHに劣ります。
ガス器具は火災の主な要因として知られ、リスクは小さくありません。
調理することで室温が上昇するので、特に夏場は料理がわずらわしいという方が多いようです。

5.買い替えの場合、古いキッチンやシンクはどのように処分したらいいのですか?

入替工事をしてもらう工事業者様に依頼するのが一般的です

キッチン入替工事で処分もしてもらえます。一般の方が処分する場合は、お近くの役所にご相談ください。

6.表面の素材はどんなものが良いのでしょうか。

ステンレス、人工大理石がもっとも一般的です。それぞれ、利点が違います

※ステンレスの場合


耐熱性に優れている。
シンクは弾性があり、食器を傷めにくい。
価格面で人工大理石より安価。
キズが付きやすい。(エンボス加工などキズが目立ちにくいものもあります。)
キズの修正が難しい。
もらい錆の可能性がある。(缶やヘアピンなどを放置すると接地面が錆びることがあります。)

※人工大理石の場合


耐久性がある。
キズは研磨することで補修可能。
インテリア性に優れていて色・柄も多種多様なので、キッチンを明るく演出してくれる。
汚れが目立ちやすい。

7.収納について、知るべきポイントは?

身長とお持ちの器具の量をまずは把握してください

収納する物が少なければ吊戸棚を付けないという選択肢もあります。
システムキッチンの場合は、キッチンと同じシリーズで収納棚(食器棚)もあります。